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【床暖房】上手に付き合うための7つのコツと4つの注意点

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親子の素足

年間多くのお客様の家づくりの相談に乗っています。タケです。

今回は前回の続きで床暖房についてお話していきたいと思います。

前回は床暖房の特徴やメリット・デメリットについてお話ししました。

今回はそんな床暖房のデメリットを解消し上手に付き合っていくための方法と、床暖房を使うときの注意点についてお話したいと思います。

前回の床暖房のメリット・デメリットについてはこちらの記事を参考にしてください。

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床暖房を上手に使う7つのコツ

床を掃除する子供の足

せっかく導入した床暖房上手に使うためのコツを知って、家計に対しても快適に長く利用したいですよね。電気料金を安くするためのコツを中心に7つ紹介したいと思います。

タイマーを利用して電源を入れる時間を設定する

床暖房のデメリットの一つが、電源を入れてから温まるまでに時間がかかるということがあります。

それを解消するための方法の一つがタイマーを上手に利用するということです。

床暖房をスイッチを入れてから温まるまでに1時間ほどかかります。

タイマーを利用して帰宅の1時間前、起床の1時間前に電源を入れておけば朝起きてから長い時間寒い思いをすることを避けられます。

他の暖房器具と併用する

床暖房のデメリット、温まるまでに時間がかかることを解消するもう一つの方法は、他の暖房器具を併用することがあげられます。

エアコンなどと併用することで部屋が温まるまでの時間を短縮できます。

部屋を温まるまでの時間を短縮できるということは、電気代の節約にもつながります。

床暖房は安定して稼働しているときの電気料金は1時間当たり約7円です。早く部屋が温まり安定して運転するまでの時間を短くできれば、その分電気代の節約にもつながります。

しかしそれ以外にエアコンの電気代などはかかってきてしまいます。

また床暖房のメリットは暖房器具を片付ける手間が無かったり、掃除しやすいなどがありますが、ストーブなどを置いてしまうと掃除がしにくくなったり、かたずける場所は必要になってしまいます。

余熱をうまく利用して電気代を節約

床暖房の特徴は電源を切ってからも暖かさが続くということです。

出掛ける直前や眠る直前まで付けておくのではなく、その30分くらい前には電源を切って残りの時間を余熱を使えば、電気代を節約しながら上手に暖を取ることが出来ます。

スイッチのON/OFFをこまめにしない

エアコンなどもそうですが立ち上がり時に一番電力を使います。床暖房も一緒です。

こまめに電源の入り切りをすることで電力を浪費し、電気代がかかります。こまめに電源の入り切りを繰り返すよりも、付けっぱなしにしている方が結果的には安くすみます。

カーペットとは相性が良くない

カーペットと猫

カーペットを敷いてしまうと、せっかく床から伝わってくる熱をカーペットが弱めてしまします。

また床暖房は輻射熱を使って部屋を暖めているので、カーペットの下に熱がこもり部屋全体をうまく温めることが出来ません。

さらにカーペットの下に熱が溜ることで床材の変形や破損を招くことになるので、床暖房とカーペットの相性はあまりよくありません。

カーペットを使う場合も、カーペットの裏側のすべり止めの素材が熱に弱いものだと溶けてしまう危険性があるので、カーペットを敷く場合も熱に強い素材のものを選ぶなど注意が必要です。

床暖房は必要な範囲のみ設置する

床暖房を床全面に設置するのではなくみんなが集まる必要な部分だけに導入することで、人がいない部分まで温めてしまい電気代が無駄になってしまうことを防げます。

またリビングとダイニングで分けて導入することで、それぞれの場所で温度設定を変えることが出来、無駄な電気代を抑えるという方法もあります。

リビングやダイニングは日の光が当たって暖かいから、日の光が届きにくいキッチンだけ設置する方歩もあります。キッチンが独立していてキッチンだけ空調が効きにくく寒い場合などは特に有効です。

キッチンにいる時間が長い人には足元が冷えないのはありがたいですよね。

電気料金プランやガスの料金プランを見直そう

電気代を節約するように上手に使うことも大切ですが、元の固定費を見直すことも大切です。

固定費の見直しは一度行ってしまえば、その後ずっと続くものなので効果大です。

電気式の床暖房は電気料金のプランを、温水式のものはガスの料金プランを見直してお得に利用できるものに変更するのも効果的です。

電気料金プランには電気の使用量に応じて電気料金単価が高くなる「段階制料金」と、電気の使用量に関係なく単価の変わらない「固定制」のものがあります。

現在では電気の自由化がされており、自分で電気会社を選べます。固定制を採用している電気会社もありますので、電気会社を比較して安い電気会社に乗り換えるのも電気代を抑える手段です。

また温水式の床暖房も同じで、ガス温水式床暖房を対象としたお得な料金プランを用意しているガス会社も多いです。

そういったガス会社に乗り換えたり、お得な料金プランに変更するなどすれば日々の固定費を削減することが出来ます。

床暖房を使用するときの注意点4つ

床に寝転がる家族

続いて床暖房を使用するときの注意点について説明しておきます。床暖房を利用している人や、導入を考えている人は以下のことに注意しながら使用してください。

低温火傷に注意が必要

床暖房の表面温度は30度くらいになります。長時間接していると低温火傷などの危険があるので、お子様が床で寝てしまったときなどは長時間一か所が触れ続けないように注意が必要です。

家具や家財に気を付ける

重たい家具や家財を重さが集中するように床に置くと、その場所に荷重が集中しその下の床暖房にも負担がかかります。

その状態が長時間続くと負担のかかっていた部分から故障の原因になります。家具を置く場合には荷重が分散するように工夫が必要です。

床に釘や画鋲を刺さないよう注意する

正しく施工された床暖房は普段使いで液が漏れてしまうことはありません。しかし、釘や画鋲を床にさしてしまい、パイプを気づ付けてしまうとそれが液漏れの原因となります。

床で何か作業をする際には注意しましょう。

床材を選ぶ

床暖房は床の仕上げ材を選ぶ際に対応してるものを選ぶ必要があります。

床暖房導入の床材は暖められたり、冷やされたりすることで床材が延び縮します。その結果床材と床材の間に隙間が出来て床鳴りがしたり、逆につなぎ目が盛り上がったりします。

そういうことを知っていればいざそうなっても納得できると思います。

フローリングを選ぶ際にも床暖房対応の素材なのかを担当者に確認し、床暖房に影響されない床材を選ぶようにしましょう。

まとめ

床に寝転がり本を読む

現在床暖房を使っている方やこれから床暖房の設置を考えている方、以上のようなことを参考に床暖房と上手に付き合うようにしましょう。

床暖房を導入したけど使わなくなる人の割合は築11年以上で約3割、築21年以上で約半数の人が使わなくなります。その原因の多くは電気代の負担によるものです。

最初から床暖房のデメリットを知り、上手に床暖房と付き合っていくことでそういったマイナスの部分をカバーできます。

また自分の生活スタイルに床暖房が合っているか考えながら導入を検討しましょう。

床暖房は付けっぱなしにする方が電気代も抑えられます。逆に家にいることが少なくあまり床暖房を使わない方にはメリットが少ないかもしれません。

またカーペットとの相性も良くないでカーペットを敷きたい方や、スリッパをはく習慣が身についている人にもメリットは少ないかもしれません。

このように自分の生活スタイルや、理想の家造りと照らし合わせて導入を考えてください。せっかく高い費用をかけて導入した床暖房、数年後に使わなくなってはもったいないです。

長く使用するためにも上手に付き合っていきましょう。