住宅購入の買い時はいつ?
今回の記事では今のご時世における住宅購入の時期はいつが良いかということについて話していきたいと思います。
住宅の購入はずばり今がお得
ということで早速結論から話していきますと、住宅を買うなら『今』が買い時ということになります。(正確に言うと来年中まで)
なぜかというと現在はまれにみる低金利時代だからです!
現在住宅ローンの金利は銀行などで取り扱っている変動金利では、条件がそろえば0.9%を下回ります。30年ほど前は住宅ローンの金利は8%を超えていました。その当時とは比べ物にならない低さです。
現在は安倍首相の政策もありマイナス金利が実行されています。不況ということもありマイホームの購入を政府も後押ししているのですね。
今後今以上に金利が下がることは見込めないでしょう。ということは景気の回復とともに今後金利が上がっていくことが予測されます。
頭金は貯めた方が良い?
続いてよく言われることですが、本当に頭金は貯めた方がよいのかということについて解説していきたいと思います。
金利の差
30年前(バブルの時代)に家を購入した人は住宅ローンの金利の重さを知っています。ですので頭金を貯めてから住宅を購入するという考えが一般的でした。
しかし現在の低金利時代では、頭金を貯めるより金利の低いうちに住宅を購入してしまうほうがお得です。
例えば3年かけて頭金300万円を貯めたとします。しかし、3年の間に金利が1%上昇すると、支払う金利の差額は620万円増えます。
300万円貯めても金利の支払いが620万円増えたら元も子もありませんよね。(そんなに急激に金利が上がることは無いと思いますが…)
賃貸料を払う期間が増える
頭金の貯まるまでの間は実家に住んでいるわけでなければ、家賃を払い続けることになります。
その家賃分ローンの返済に充てた方が良いですよね。
ローンの完済年齢が後ろにずれる
ローンの完済年齢が頭金を貯めていた期間分後ろに延びるというデメリットもあります。
現役のうちにローンは減らしておきたいし、ローンの支払いのために退職後再就職などで働かなければならないことになってしまいます。
今のご時世退職金も当てにできませんからね。
住宅ローン控除の恩恵をお得に受けるには
住宅を購入する人の多くが住宅ローン控除を受けることになると思います。
住宅ローン控除を考えるうえで、1年の中においてもいつ新居に住み始めたらよいか皆さんはどう考えますか?
私の考える入居の時期は12月に近ければ近いほど良いということです。
なぜかというと住宅ローン控除の金額は年末に残っている住宅ローン残額の×1%だからです。
つまり、1月に新居に住んで住宅ローンを12回払ったあとに住宅ローン控除の算定をうけるより、12月に住んで住宅ローンの支払いが1回で住宅ローン控除の算定を受けるのとでは、借りたローンの金額が同じだった場合年末のローン残高に違いが出るので、ローンの額が多く残ってる方が戻りも多くなるということになるのです。
まとめ
住宅ローン控除・低金利のことを考えると、今年もしくは来年中にマイホームを購入するのが一番恩恵を受けられる可能性が高そうです。
しかしあまり狙いすぎて年末ギリギリの入居はお勧めできません。
工事というのは予定通りにいかないものです。
住宅会社の営業さんや現場監督とよく話し合って余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
補足
現在は安倍首相の政策でマイナス金利政策がとられ、金利の低い状態が続いています。しかし、来年安倍首相は任期を迎え内閣総理大臣は別の人に代わります。するとマイナス金利政策も終わりを迎え、金利が上昇するだろうといわれています。すぐに何%も上がったりはしないと思いますが、未来のことは誰にも予測できませんTOYOTAのCMで豊田会長も言っています。ですので最終的な判断はご自身でよく考えて決定するのが後悔しないマイホームの購入には大事かと思います。