皆さんは住宅を購入するときの予算をどのように決めていますか?
大体のイメージする家の値段?自分の欲しい家の値段?不動産屋やハウスメーカーで言われた値段?一体どの値段が正しく、自分に合った予算はいくらなのか考えていきましょう。
正しい住宅購入金額の決め方
住宅を購入する上で最初に行い、一番重要なことは予算を決めることです。
正確な予算を知ったうえで建物にかけられる値段、土地にかけられる値段、その他費用にかけられる費用が分かってきます。
住宅購入をする上で予算を考えなければならない項目
皆さんは住宅の購入予算を考えるときに建物の費用と、土地の費用だけで考えていませんか?
私も初めはそうでしたがそれではうまくいきません。土地の取得費用、家を建築するための付帯工事費用。
そういったものを予算としてしっかりと考えておきましょう。
建物と土地以外にかかってくる費用
建物と土地以外にかかってくる費用をまとめて諸経費といいます。
諸経費は注文住宅の場合予算の1割ほどです。4000万の家を建てると約400万円かかってきます。
ですので実際に家と土地にかけられる費用は3600万円となり、その中で割合を決めて建物代、土地代と決めていくのが賢いやり方です。
予算を決める
実際に自分がいくらの予算で家と土地を買えるのかを計算していきましょう。
簡単にざっくりと知りたい場合は自身の年収を7、8倍してください。
住宅ローンは年収の7、8倍借りられるとされていますので、おおよそのローンの借りられるローンの総額が分かります。
もっと詳しく計算したい方は下の式を参考にしてください。
[年収が400万円以下の場合は30%(0.3)]
借りるローンの種類によっては…
フラット35は国の行っている政策のため上記の返済比率を超えたローンを組むことは難しいです。
しかし、銀行などの住宅ローンの商品は借主の信用に課すものなので、その限りではなく融通の利くところがあるようです。一般的にはフラット35の方が借りやすいです。
実際に年収の10倍の住宅ローンを組むことができたという話を聞いたこともあります。
いくら借りるかはご自身の判断ですが、せっかく手に入れたマイホームをローンの支払いが苦しくなって手放してしまうなんてことにならないようにしたいですね。
住宅ローンの総額が確認出来たら
ローンの金額が分かったところで、実際に何にどれくらい予算をかけられるのか見ていきましょう。
予算の1割が諸経費にあたりますので、1割を総額から引きます。
残った金額が建物と土地に充てられる金額になります。その金額の中でご自身の希望によって土地と建物にかけられる費用の割合を決めていきます。
実際住宅の購入を進めていくと先に土地を決定してから、そのあとに建物の見積もりを決めることになると思います。
土地を買ったらいくら残って、残った分でいくらの家が建つのか考えていく必要があります。
逆に先にハウスメーカーで自分の理想とする家のおおまかな値段を出してもらって、残りの金額で土地を探すという方法もあります。
建物に予算を割くのか、土地に予算を割くかは個人個人で変わってくると思います。
建物にこだわりたければ建物の割合を多めにし、土地にこだわりたければ土地にかける割合を多くすればよいです。
まとめ
住宅の予算には自身で思っている以外にも思わぬ予算が発生してきてしまうものです。そういった予算を総額に考慮して賢く予算を立てていきましょう。
また頭金なく家を建てることもできますが、どうしても最初に現金の必要になってくる場面も出てきます。そういった場合のためにも少しでも現金が用意できていると安心です。
銀行によって諸経費や引っ越し費用もローンとして貸してくれる商品もありますので、自分が借り入れを考えている銀行の融資窓口で相談してみても良いです。
また予算をかける割合はあなたの人生設計によって変わってきます。
土地にお金をかけるか、建物にお金をかけるか、あなたの理想とするライフプランをしっかり考えておきましょう。